マインドフルネスはストレス低減法になるのでしょうか?
マインドフルネスの効果は、認知症の予防、ボケ防止、脳の活性化、鬱防止など様々な事が期待できますが、ストレス軽減法としても手軽に導入できます。
今回は、マインドフルネスを日々の生活に導入してストレス軽減をする事の価値についてまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
ストレスが自分の人生を左右する理由
前回の記事(→【要チェック】マインドフルネスがNHKで紹介されていたって本当?? )で紹介しましたが、ストレスの原因となるのが「コルチゾール」と呼ばれるホルモン分泌です。
コルチゾールの分泌は、海馬の突起を減少させる事が分かっていて、海馬に影響が出るという事は、記憶系の障害が起きる可能性があるという事です。
また、テロメアと呼ばれる細胞がありますが、テロメアは細胞分裂を繰り返し、最終的には分裂が止まります。
細胞分裂が止まる事は、「老化」を意味しますので、寿命と直結する事になります。
このテロメアですが、実験によると一番短くなる人間の精神状態というのが「ストレス状態」であった事が分かっています。
つまり、ストレスは記憶系の障害を起こす(認知症やうつ病などのリスクがある)、老化を早める(寿命を縮める)事になります。
そのため、ストレスを低減する事は、自分自身が心身ともに健康であるために、必ず必要なものなのです。
簡単にストレス解消と、世の中で叫ばれすぎていますが、実は命にも関わる問題、重要な問題だという事を知っておく必要があります。
マインドフルネスは身近なストレス軽減法
そんな事もあってか、大企業やエリートと呼ばれるシリコンバレーの方たちは、日常に「瞑想」の時間を取り入れ始めています。
今まで瞑想と聞くと、ヨガや座禅といった由緒正しい方法が主な方法とされてきましたが、最近では「マインドフルネス」が主流になりつつあります。
マインドフルネスと言っても、ヨガや座禅と特に大きな違いがあるわけでなく、今ここに集中し、瞑想状態に入る呼吸法の1つです。
しかし、ヨガや座禅と大きく違うのが、
「それらの手法を通して、悟りや閃きを得たいわけでは無い」
という点です。
マインドフルネスで得るものは、人それぞれですが共通して言えるのは「心を整える」という事です。
管理人の考えとしても、全く同意でこれ以上でも、これ以下は何もありません。
心を整える事以上に大切な事は無いのです。
その理由も、実は明白に解析されていて、「ABC理論」にも関係しています。
ABC理論とは何??
心を整える重要さを理解するのに、ABC理論と呼ばれる理論があり、この理解が深めると良いと思います。
ABC理論とは、
- A 出来事
- B 信念
- C 感情 結果
の3つの成り立ちについてをモデルにしているのですが、
A そのものの出来事を変える事は無理です。
例えば、彼氏が今日は残業でデートの約束が守れないという出来事、残業という事実を変える事は出来ません。
C 相手にされなかった事を怒りの感情、そして彼氏と喧嘩になり別れる事に。
これは出来事と違って、感情によっては結果を変える事が出来る可能性があります。
B AとCを仲介する信念次第で、感情をコントロールできます。
例えば、怒りの感情ではなく、彼氏が頑張ってくれている事に感謝をすると、結果も変わってきます。
つまり、感情を支配する「信念体系」に介入する事が出来れば、感情に支配されずに結果をコントロールする事にも繋がるという事なのです。
もし、ストレス状態で感情を支配されそうな事があれば、実はストレスで結果を支配されてしまうリスクがあるという事をここで理解出来ると思います。
そうなれば・・
自分が思うような人生を送る事はできず、また望まない方向へと引っ張られていく事もあります。
そうならないために、
「心を整える」
事が、いかに大事なのか、優先すべき事かをここまでの内容で理解頂ければと思います。
そのために、マインドフルネスがいかに日常で簡単に取り入れる事ができ、またパワフルな効果を期待出来るか?
を日々ブログを通して紹介していきたいと思いますし、マインドフルネスを日常に導入する方が増える事を望みます。